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こんな人は要注意!病院勤務の癖が抜けないとクリニックで浮く

病院からクリニックに転職すると、これまで当たり前だった習慣や考え方が通用しないことがあります。クリニックは病院とはまったく異なる組織文化と業務スタイルを持っており、その違いを理解せずに働くと、チーム内で浮いてしまうことも。この記事では、病院勤務の“癖”が抜けずにクリニックで苦労しがちなケースと、その対処法を院長目線で解説します。

目次

病院とクリニックの大きな違いを理解しよう

スタッフの人数が圧倒的に少ない

病院ではそれぞれの業務に専門職がいますが、クリニックでは一人が複数の役割を担います。事務・受付・診療補助などの境界はあいまいです。

業務のスピードと柔軟性が求められる

限られた人数で外来患者を回しているため、待たせない・止めない対応が求められます。臨機応変な動きができないと、現場の負担になります。

クリニックで浮きがちな“病院癖”とは?

「それは私の仕事じゃありません」と線を引く

病院では分業がしっかりしているため、自分の業務外のことは断る文化もあります。しかし、クリニックでは協力体制が命。役割にこだわりすぎるとチームに溶け込めません。

指示がないと動けない

病院では上司の指示に従って動くことが基本かもしれませんが、クリニックでは“先読み”や“自発性”が大きな武器になります。受け身では戦力として期待されにくいです。

無駄な確認が多い、判断を下せない

病院で慎重に行う二重三重の確認が、クリニックではスピード低下の要因に。もちろん安全第一ですが、現場判断や効率化も求められます。

「忙しいのは看護師の仕事」と思っている

クリニックでは事務スタッフも看護師も垣根なく助け合うことが大切です。忙しい時間帯に「自分は事務だから」と手を止める人は、自然と孤立します。

院長が求めているのは「協調性」と「主体性」

クリニックはチームワークが命です。

  • どの業務にも柔軟に関われる人
  • 指示がなくても動ける人
  • 他スタッフへの気配りができる人

こうした人物が、クリニックではとても重宝されます。病院の働き方を一度リセットし、「今の職場に合わせる」意識を持つことが重要です。

まとめ|「病院癖」を脱ぎ捨てて、新しい環境に溶け込もう

病院からクリニックへの転職は、キャリアの幅を広げるチャンスでもあります。しかし、そのままの価値観・行動様式では通用しないことも。

  • 分業意識を捨ててチームの一員として動く
  • 主体的に動き、業務全体を見渡す
  • 柔軟な対応力を身につける

これらを意識することで、「クリニックでも活躍できる人材」として採用・定着しやすくなるはずです。

転職先のカルチャーに自分を合わせる努力。それが“浮かない人”になるための第一歩です。

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この記事を書いた人

24歳医師免許取得、29歳専門医資格取得。34歳クリニック開業。自身のクリニックへの応募者たちを数多く見てきて「クリニックへの転職活動で損をしている方が多い」と感じサイトを立ち上げた。
履歴書や面接のポイント、クリニックで求められる人材像など、開業医のリアルな視点を発信することで、クリニックへの転職を考える方のサポートになればと考えている。

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