クリニックに応募する際、「志望動機」に悩む人は少なくありません。特に医療事務や看護師など、人気の高い職種では他の応募者との差別化が重要です。
この記事では、採用されやすい志望動機の書き方と、実際に使えるテンプレートを紹介します。院長視点のアドバイスも交えながら、あなたの志望動機作成をサポートします。
院長は志望動機の“何”を見ている?
「なぜうちに?」が明確か
数あるクリニックの中で、なぜ当院を選んだのか。ここがぼんやりしていると、「どこでも良かったのでは?」と思われてしまいます。
院長としては、「このクリニックで働きたい」という明確な理由がある人を歓迎します。
「うちで働くイメージができるか」
・地域の診療特性に合っているか
・診療科の経験があるか
・子ども好きか(小児科の場合)
など、実際に一緒に働く場面を想像できるかどうかがカギです。
医療事務向け 志望動機テンプレート
テンプレート①:経験を活かしたい型
前職では総合病院の受付・会計業務に従事しておりました。貴院のような地域密着型クリニックで、これまでの経験を活かしつつ、より患者様との距離の近い医療サービスに携わりたいと考え、志望いたしました。
テンプレート②:接遇力を活かしたい型
前職では医療事務として患者様対応を中心に業務を行ってまいりました。笑顔や丁寧な言葉遣いを心がけており、貴院の「親しみやすい医療」という理念に共感し、応募いたしました。
テンプレート③:家庭と両立しながら働きたい型
子育てと両立しながら、医療事務の経験を活かして地域医療に貢献したいと考えています。勤務時間帯が家庭と合致し、スキルを発揮できる環境であると感じ、志望いたしました。
看護師向け 志望動機テンプレート
テンプレート①:診療科経験を活かしたい型
小児科病棟で3年間勤務し、子どもと関わる看護にやりがいを感じております。貴院が地域で信頼される小児科クリニックであることを知り、これまでの経験を活かして貢献したいと思い、応募いたしました。
テンプレート②:患者との関係を大切にしたい型
外来勤務を通じて、患者様とじっくり関係を築ける環境に魅力を感じてきました。貴院のようなアットホームな雰囲気のクリニックで、より丁寧な看護を実践したいと考え、志望いたしました。
テンプレート③:ワークライフバランスを大切にしたい型
ライフスタイルの変化に伴い、勤務形態の見直しを考えるようになりました。週◯日勤務という働き方が可能な点、また現場の雰囲気が柔らかく働きやすそうな印象を受けたことから、志望いたしました。
志望動機を書くときのポイント
「熱意+現実性」のバランスを意識する
「患者さんのために」という熱意だけでなく、勤務形態や家庭事情も含めて「なぜこの職場か」を伝えることが重要です。
書類と面接でブレないように
書類に書いた志望動機と、面接で話す内容が違っていると、信頼感を損ねます。書類段階で「自分の言葉」で書くことを意識しましょう。
まとめ|志望動機は“相手目線”で考えよう
志望動機は、自分の思いを伝えるだけでなく、「この人と一緒に働きたい」と思わせるための大切なアピールポイントです。
医療事務も看護師も、院長の立場から見ると「その人がどう貢献してくれるか」が最も気になるところ。
今回紹介したテンプレートを参考にしつつ、自分の経験や希望を言語化してみてください。
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